イベント参加

同人イベントに参加するメリット【サークル視点】

書籍の電子化の普及した昨今。そのため、わざわざ同人誌を印刷し、頒布のために同人イベント(即売会)に顔を出す必要性は減ったように思う。今回は同人イベに参加するメリットを、サークル参加者視点で見ていこう。

サークル参加者から見たメリット

1. 人との出会い

同人イベントは、同じ趣味を持つ仲間たちと交流する絶好の機会だ。イベント会場では作品を手に取るだけでなく、他の参加者と直接会って楽しむこともできる。おすすめの作者や作品を教えてもったり、自分の好きについて語り合ったりできるような、新しい友達や仲間ができるかも。

2.会場に早く入場できる

サークル参加者は作品を頒布する立場。そのため、一般参加者より早めに入場する。これにより、サークル参加者は一般参加者列に並ぶことなく入場できる。その上、イベント開始直後に一時離席し、目当てのサークルへ開幕買いに行くことも可能。サークル参加費は一般参加より高額なものの、これらは大きなメリットと言える。

3. 作者同士での交流

サークル参加者同士でのコミュニケーションは、一般参加者とするのと比べ取りやすいと思う。これには、相手もサークルとしてイベントに参加しているという一体感や、同じ推し作品を創作しているという、共通の立場からくる連帯感が影響しているのではないか。絵描き・字書き同士であれば共通する話題も多いだろう。互いの新刊を交換したり、スケブを描きあったりといった交流もクリエイターならでは。

4.作品を頒布できる

サークルだから頒布するのは当たり前なのだが、目の前で直接作品を手に取ってもらえる喜びは、通販で売れた以上の感動がある。

5. ファンからの応援

長くサークル参加を続けていると、固定のファンが付くことも。熱心なファンであれば、会場で新作の感想や差し入れを頂くこともある。それらは自分がサークル活動を続けるひとつの原動力となるだろう。

6.会場限定の頒布物

ひと昔前とは違い、同人誌は紙のみならず、電子版もありふれたものとなった。紙の本も通販で入手することも可能で、読むだけが目的であれば会場まで足を運ぶ必要はない。しかしそれらのサービスを活用せず、同人誌は会場での頒布だけ……というサークルも存在する。この場合は、現地調達する他ない。また、普段SNS活動をしないサークルが参加している場合もあり、新たな発見も期待できる。

会場でしか買えない頒布物の例・・・同人誌(通販&電子なし)、会場限定本(コピー本など)、色紙

まとめ

以上、サークルから見た同人イベントに参加するメリットを紹介した。このように、一般参加と共通する面は多い。しかし、サークル参加者だからこそ得られる体験の多さもまた魅力であり、これらは実際に足を運んでみないとわからないだろう。興味があれば一度は参加してみてはいかがだろうか。

-イベント参加