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オンリーイベントに参加してみよう【同人用語・即売会】

同人誌即売会に初めて参加してみたいけど、コミケは規模が大きくて不安……そんな人は、まずは「オンリーイベント」の参加を検討してみてはどうだろうか。オンリーイベント、通称「オンリー」とは、特定のジャンルのみが参加を許されたイベント(即売会)のことだ。今日は、オンリーイベントについて詳しく解説しよう。

オンリーイベントの特徴(コミケとの違い)

オンリーイベントとは、特定の作品やキャラクター、カップリングに焦点を当てた同人イベントのこと。コミックマーケットがアニメ・漫画・ゲーム作品などの頒布を許可しているのに対し、オンリーイベントはさらにその中の一部の作品のみが頒布できるということだ。

特定の作品・キャラクター・カップリングに特化している

オンリーイベントは、特定の作品・キャラクター・カップリングに特化していることが最大の特徴。例えば「けものフレンズオンリー」ならば、「けものフレンズ」という作品やキャラクターに関連した同人作品のみが取り扱われる。これによりサークル参加者(頒布する人)は、必然とこれらのジャンルで活動している人たちに限られる。複数ジャンルでの合同オンリーも場所によっては開催されている。

小規模

オンリーイベントはコミケと比べ対象ジャンルが少ない。また会場も比較的小さい場合が多いため(コミケと同じく東京ビッグサイトでオンリーが開かれることもある)、人数は少なくなりがち。人によっては盛り上がりに欠けるかもしれないが、人がいないことはそれだけ快適に会場を回れるということ。移動ですら人込みで一苦労……ということはまずない。

ジャンルが制限されるメリット

オンリーイベントでジャンルが制限されることには、いくつかのメリットがある。

  1. コアなファンが集まりやすい
    コミケと比較すると規模が小さいので、気軽に参加しやすい。参加者は少ないものの、その作品のファンは多く集まるため、同じ趣味の同士がより出会いやすくなる。
  2. 作品発表機会の増加
    サークル参加者にとって、オンリーは年2回のコミケ以外の作品発表の場。即売会参加の機会が増えることで、春や秋に新刊出来たけど早く発表したい!コミケに行けない人のために頒布したい!といった欲求を解消できる。一般参加者にとっても、作品を手に取れる機会増加は望ましい。
  3. 東京ビッグサイト以外でも開催される
    上記の通り、オンリーは比較的小規模。そのため会場は様々。首都圏のみならず関西・九州などでも開催されることもある。これにより、地方で首都圏への参加が難しい参加者の不満を解消できる。

これらのメリットからも分かるように、ジャンルが制限されることでイベントの質は向上する。結果的に参加者同士の満足度は高まることが期待される。

オンリーイベントの楽しみ方

オンリーイベントは、基本的に通常の即売会のようにコミケと同じ感覚で楽しめる。コミケと比べ会場が広くない分、全てのサークルを回るのは容易。手荷物も少なく済ませることができるため、その分頒布物も沢山手に取ることができるだろう。

マナーを守ろう

最後に、オンリーイベントに参加する際は作品を尊重し、他の参加者や関係者へのマナーを忘れないようにしよう。あくまで同人活動は公式とは異なる非公式な活動であるため、創作活動の範囲内で楽しもう。

以上が、同人におけるオンリーイベントの魅力と楽しみ方についての解説だ。自分の好きな作品やキャラクターに囲まれて、素晴らしい交流のひとときを過ごそう!

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