同人活動

インスピレーションを得る方法【同人活動】

作品を作るとき、少なからず見てくれた人に何らかの印象を与えたい!と思うのが人の常であろう。イラストであれば琴線に触れるような情景・あっと言わせるような構図や画力、小説であれば壮大な物語に伏線回収・文字だけで熱く感動させてみたい……と言った具合だ。これらを得るために、新鮮なアイディアやヒントは喉から手が出るほど欲しいものだが、それらを得るのは容易いことではない。しかし、日常の中にはインスピレーションを得るヒントが意外にも多く隠されている。その方法や習慣をまとめてご紹介しよう。

読書

サムネにもある通り読書。ベタだが、これが最も時短で効率がいい。メリットは以下。

  1. 知識の獲得:読書を通じて新しい情報や知識を得る。絵であればイラスト集、技術&デッサン書、デザイン書などを読み、理解すれば技術の向上やインスピレーションに繋がる。話であれば歴史書、小説、絵本などがストーリー作りに貢献するだろう。物語やキャラクター作り、会話の書き方など、ストーリーテリングの技術を向上させるのに役立つ。まずは有名な作品を読んでみるのはどうだろうか。良質なストーリーからは、物語の構築方法やテクニックを学べる。
  2. 批判的思考と視野の拡大:読書は批判的思考を促進させる。物事を論理的に考え、異なる視点を想定することができるようになる。また、様々なジャンルの物語に触れることで、自分の視野が広がる。一見自分とは関係のない内容でも、作品作りに活かせるところはあるはずだ。
  3. 語彙力の増加:読書は語彙力を向上させる。新しい単語や表現を見たり、文脈から意味を推測したりすることで、言葉の理解力が高まる。
  4. ストレスの軽減:良い本を読むことは、リラックスやストレス軽減の効果もある。特に小説や詩などの文学作品は、読者を別の世界に引き込んでくれるため、日常のストレスから離れられる。
  5. 共感と感情の理解:小説やエッセイを通じることで他人の視点や感情を理解しようとする力が付く。

日常で面白いと思ったことをメモする

毎日の生活の中で、小さな出来事や風景を熱心に観察する。人との会話であったり景色であったりと、意識して観ればふと作品のアイデアが閃くことがある。物事を俯瞰的に意識することが、絵や話し作りのヒントとなる。ハリーポッターの作者も放浪中の汽車の中でストーリーが閃いたのだとか。閃いたことは忘れないように、スマホなど、メモ出来る物は常に携帯しておこう。

多種多様なメディアを楽しむ

様々なジャンルの本や音楽、映画に触れることで、新たなアイデアを獲得。オススメはアマゾンプライムやネットフリックスなどの月額見放題のサブスクリプション。本を読むのが面倒な人に。

  • Netflix
    • 映画やテレビ番組、オリジナルコンテンツをストリーミングで提供。
      幅広いジャンルや言語のコンテンツが揃っており、オリジナル作品も人気。
    • オフライン視聴や複数デバイスでの同時視聴が可能。
    • 料金は、広告つきスタンダードプランで月間 ¥790/月から。
  • Amazon Prime Video
    • Amazonプライム会員特典の一部として提供される動画ストリーミングサービス。
      映画、テレビ番組、Amazonオリジナル作品などが視聴可能。
    • 迅速配送や音楽、電子書籍などのプライム会員特典との組み合わせが魅力。本も一部作品であれば追加料金なしで読める。
    • 料金は月間 ¥600/月、年間 ¥5900/年。
  • Disney+
    • ウォルト・ディズニー・カンパニーが提供する動画配信サービス。
      ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズなどの映画やテレビ番組が視聴可能。
    • ディズニーのオリジナル作品や、他にも独占コンテンツも充実している。
    • 料金は、スタンダードプランで月間 ¥990/月から。
  • Hulu
    • 映画、テレビ番組、オリジナルコンテンツをストリーミングで提供。
      ライブテレビの視聴も可能で、定番番組や新作の追加が行われる。
    • アメリカの放送局の番組も多く取り扱っており、多様なコンテンツが魅力。
    • 料金は、月間 ¥1026/月から。Disney+と合わせて月間 ¥1490/月プランも。

旅行やイベントの参加

気まぐれ一人旅やセミナー、コミケでもなんでもよし。参加すること自体が刺激となる。参加者との交流からも新しいインスピレーションが得られるだろう。イベント系などのワイワイするのが苦手な人は、人の少ない田舎へ行くのも良い。初めて訪れる場所への旅行は、新しい経験や視野をもたらしてくれる。未知の場所から得る感動や発見は、のちの作品作りに深みや説得力を持たせる力となる。自然に囲まれた森や海などは心を安らげる効果もある。

休息

長時間の作業は疲労から思考の停滞を招き、効率も落ちる。適度にリフレッシュすることで頭をクリアにし、新しいアイディアを迎え入れる準備を整えよう。健全な精神は、健全な肉体に宿る。

人は経験の範囲でしか想像(創造)できない?

人は自身の経験や知識の範囲内で物事の先を想像(予想)する。しかし、想像力は限定されたものではない。上で紹介したような、新しい情報や経験を通じて、新しいアイデアや視点を取り入れることができれば、想像力は広がる。想像力は経験だけでなく、知識や他人からの物語や体験からの学びなどの要素によっても育まれる。人は自らの経験を超えて、想像することができる。

また、想像(創造)力は訓練可能な能力でもある。例えばストーリーものの読書は効果的。読みながら先の展開を予測することで、今後何が起こるのか、自らの想像力を鍛えられる。本はページをめくる度、日常的に起こりえない場所に自分を連れて行ってくれる。そこでの出来事も創造力を高め、インスピレーションを得るきっかけになるだろう。

インスピレーションを得るきっかけは、日常の中に無限に存在している。だが、それを得るためには日常を意識して観ることや、普段とは違う日常に飛び込むことも必要。上記の方法や習慣を取り入れながら、自分らしい作品制作の旅を楽しんでみよう。

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